今回はスピリチュアルっぽく見えて、その実科学的な話題です。
願望実現の話です。
どんな人でも、将来こんな姿になりたい、とか、実現したいことがあると思います。
しかし、「私の願望は大きすぎて、とてもかなうことはないよ」と諦めている人も多いと思います。
そんなあなたに、最新の脳科学から明らかになっている、願望実現を可能にする脳のつくり方を紹介します。
結論から言いましょう。それは、「何にでも感謝する」ということです。
ジョー・ヴィターレ著「スピリチュアル・マーケティング」には、
感謝の心はすべてを変える力を持っている。自分に与えられているものに素直に感謝するところから始めればいい。
そのエネルギーこそが、どんな望みをも叶える力になってくれるのだ。
と述べられています。
「感謝しろって言っても、職場には意地悪な先輩がいるし、月給は安いし、好きな人にはフラれるし、とても感謝できる状態じゃないよ」
とおっしゃるあなた。まったくその通りです。
西田文郎著「人生の目的が見つかる魔法の杖」にも、
「無理に感謝をしようとしても、できるわけがない」
と述べられています。
しかし、簡単に感謝の感情を作り出すテクニックがあるのです。
同著からその秘密を紹介します。
それは、「ありがとう」という言葉を思い浮かべるのです。
ウソでも思い浮かべるだけなら誰にでもできます。
これを繰り返すうちにそれがIRA(本能反射領域)に蓄積し、自然に「ありがとう」と思えるようになり、やがて感謝の心がわいてくるのです。
IRAについて説明します。
IRAは大脳皮質(右脳・左脳)の下にある原始的な脳であり、
「脳幹」と「大脳辺縁系」を合わせた無意識領域を指しています。
この領域の重要な特徴は、次の2点です。
・無意識の領域で、「論理」が通用しない
・過去のデータが蓄えられていて、インプットされる情報は、「快」と「不快」に判別され、「快」はリラックスとプラス感情の記憶となり、「不快」はストレスとマイナス感情の記憶となる。
そうしたIRAの記憶データに基づいて、脳は物事を判断します。
IRAはイメージ力の右脳と強く結びついており、マイナス感情がIRAに発生すると、右脳にマイナスイメージが生まれ、左脳でのプラス思考も不可能になります。
反対に、プラス感情が発生すると、らくらくとプラス思考になれます。
だから、感謝を知っている人間は感謝を知らない人間より幸せになれるのです。
どんな状況でも前向きに取り組めるから、社会的にも人間的にも、より大きなものを実現できることになるのです。
西田さんは、主にスポーツ選手のメンタル指導で活躍されており、今回紹介したテクニックを使って、プロ野球選手、プロサッカー選手、オリンピック選手を超一流の選手に育てています。
輝かしい実績が、「ありがとう」と唱える効果を証明しています。
誰でもすぐに実践できる方法です。やらない手はありません。是非実行してみて下さい。