「Aさんの仕事のやり方は、前に私が失敗したやり方だ。もっといいやり方があるんだけど、おせっかいだと思われたらイヤだな」
と、相手の反応を気にして言い出せないあなた。悩むことはないんです。
小倉広著「もしアドラーが上司だったら」によれば、相手には相手の考え方があり、喜び感謝する人もいれば、余計なお世話と拒絶する人もいます。
そもそも全員から感謝されることなんて、不可能なのです。もしも全員に喜ばれようとすれば、相手の顔色をうかがってばかりで、貢献なんてできっこありません。
だから、拒絶されても馬鹿にされても、無視されてもいいのです。
自分なりの善意で「相手のため」と信じて行動したのであればそれでいいのです。
善意から出た行動なので、すべてがあなたの評価を落としてしまうということは、まず考えられません。
人の目を気にして何もしないより、あなたの人間関係はずっと良くなるでしょう。
「善意の行動は迷わずに実行する」というシンプルな行動指針を持つことで、周囲も自分も幸福度が上がるのです。