仕事が出来るのに越したことはないですが、人間は他人と関わらないと生きていけない動物なので、煙たがられるより、尊敬される存在になりたいもの。
人格者の条件の一つとして、「人物を測るシンプルな3つのポイント」で、谷沢永一さんが示した「自分の才能と功労を言い立てて自己宣伝しない」を紹介しました。
同じ谷沢永一さんの「人間の見分け方」では、もう一つ人格者の条件が述べられています。
人格とは、欲や好き嫌いをむき出しにしないことである。
人間には絶対に好き嫌いがあるが、露骨に出してはいけない。
要するに、人格とは、どこまで自分が辛抱できるかの問題である。
人の好き嫌い、物欲、性欲などをあからさまにしない「たしなみ」があることが人格者の条件ということです。
確かに人の好き嫌いが露骨に表に出ている人は、自分も選別されそうで、あまり近づきたくないですね。
また服、時計、アクセサリーなど、すべて高級ブランドでこれみよがしに身を固めた人や、セクハラおやじは、あまり尊敬できませんね。
好き嫌い、欲望は生きている限りなくすことはできませんが、それを表に出さない慎み深さが、他人から親しみを感じさせるのです。