誹謗・中傷されても平気でいられる、しなやかな心構え

「ちょっとしたことでも他人から批判されたら心が傷ついて、2~3日立ち直れない。

一方で、私よりもっとひどくけなされても平気な顔をしている人がいる。

私もどんなことを言われても跳ね返せるメンタルを持ちたいよ」

と、お悩みのあなた。

メンタルを強くして誹謗・中傷に耐性を強くするのも一つの方法ですが、生まれながらの性格を変えるのは、ハードルが高く、時間もかかります。

もっと簡単な、「受け流す」ための心構えを紹介します。

これまでに数々の名作小説を創作し、毎年ノーベル賞の時期になると、文学賞の候補としてマスコミをにぎわせている村上春樹さんは、著書「職業としての小説家」で、こう語っています。

けちをつける方は簡単なんだろうけど(なにしろ思いついたことを口にするだけで、具体的な責任は取らなくてもいいわけですから)、つけられる方は、いちいち真剣に取り合っていたらとても身が持ちません。

 

ですからいきおい、「なんでもいいや。どうせひどいことを言われるのなら、とにかく自分の書きたいものを書いていこうぜ」ということになります。

 

全員を喜ばせようとしたって、そんなことは現実的に不可能ですし、こっちが空回りして消耗するだけです。

 

それなら開き直って、自分がいちばん楽しめることを、自分が「こうしたい」と思うことを、自分がやりたいようにやっていけばいいわけです。そうすればもし評判が悪くても、「まあいいじゃん。少なくとも自分は楽しめたんだからさ」と思えます。

村上さんのような、多くの人の心をつかんでいる作家でも、一部の人からケチをつけられるのです。

ましてや、あなたや私のような一般人が、全ての人から承認をもらおうと考えるのは、「月まで歩いて行こう」と考えることと同じくらい難しいことです。

どう動いても誰かから批判されるなら、村上さんの考えを取り入れて、柳のように受け流しましょう。そう。考え方一つで、メンタルを強靭にするのと同じ効果が得られるのです。

そして、あなたの信念や嗜好に従って自由にふるまって下さい。

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