超一流と呼ばれるために、絶対に外せない条件

「今の職種で5年仕事をしてきて、業績を上げるコツが分かってきた。どうせならこの分野を極めて、自他ともに『超一流』と認められるようになりたい」

と、高い目標を掲げているあなた。

「超一流」になるためには、スキルを磨き続けるだけではまだ足りないものがあります。

志村史夫著「一流の研究者に求められる資質」に、一流になるための条件が紹介されています。

それは・・・

分野を問わず、また国籍を問わず、超一流、一流の人物に共通することは、まず「偉ぶらない、いばらない」

ということです。

優れた業績を残すには、人の協力が必要だからです。

威張らないことで人が近づきやすくなり、有益な情報を得やすくなり、また喜んで協力してもらえるからです。

反対に威張ったり、マウントを取るような態度をとったりすると、人はあなたに近づきにくくなり、また反感を感じるので、人から協力が得られにくくなってしまいます。

数々の目覚ましい業績を挙げている人の目標は、今の実力より背伸びしなければ達成できないものです。自分の知識不足を認識し、どうしたら達成できるかを考えます。そのためには、どうしても謙虚に学ぶ姿勢で取り組まざるを得なくなります。

また自分の知識不足や経験不足を補うために、周囲の人に情報提供をお願いしたり、協力を依頼したりする必要があるため、人に対して丁寧な態度で接するようになります。

私が属している研究界での例ですが、私の恩師で、博士論文を指導してくれた大学教授は、学会で高名でした。

過去に様々なテーマの研究を行い、成果を多くの論文に発表し、それぞれの分野で第一人者と認められていました。

しかしそのことを誇るわけでもなく、今取り組んでいるテーマのことだけを熱く語っていました。今取り組んでいるテーマに集中しているので、過去の業績を誇っている暇などないのでしょう。

また私がその先生から研究手法を習った時は、2週間もの長い間、つきっきりで親切丁寧に指導してくれました。

このように、私自信の体験からも、超一流と呼ばれる人は、やはり謙虚で親切でした。

どんなに凄い業績を挙げても、それを周囲に誇らずに、さらなる目標を設定して前に進み続けましょう。

その姿勢を貫き通せば、近い将来、「超一流」と評価される日が来るでしょう。

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