災難を転じて幸運に変える人の、目からウロコの考え方

「上司から急に新製品の企画書を作ってくれと指示がきたよ。それも締め切りは1週間後。これまで営業の仕事しかしたことないのに、無茶ぶりもいいところだ」

と、怒りととまどいで血圧が上がっているあなた。

この怒りを、喜びに転じてしまう考え方を紹介します。

池上奈生美・秋山桃里著「インプロであなたも本番に強い人になれる」にこう書かれています。

問題が起こったら、「それはちょうどいい、〇〇しよう!」を、口癖にする。「〇〇」の部分は、正しい答え、解決法を入れる必要はない。ポジティブな新しい行動を当てはめる。これを繰り返せば、どんな問題も怖くなくなる。

 

その後は次のように考える。

 

・今、何が起きているのかに集中し、把握する(心配しないで、状況をよく見る)

 

・漠然と不安に思うくらいなら、積極的にかかわる(よくわかってくると、実は対した問題でない場合が多い)

 

・この状況になったおかげで、何ができるのだろうか?(新しくもっといいやりかたに変える)

 

・周りの人をどう引っ張り、支えていこうか?(周りを見渡す余裕を持つ)

冒頭の例の場合、まずは「これはちょうどいいチャンスだ。いい新製品の企画を出したら、上層部に私の存在をアピールできるかもしれない。それに、自分の仕事のフィールドが広がるきっかけになるだろう」などと、前向きにとらえましょう。

そして、「新製品のアイデアは、営業先の顧客の意見を参考にしたら、これまでにない、斬新なものになるだろう」

と、具体的にどうするかを考え、

「この部分は情報をもっていないので、同僚のA君に相談しよう」

と、自分一人で抱え込むのではなく、周りの人のサポートを受けることも考えておけば、気分が楽になります。

問題が起こったら、まずは「これはチャンスだ!」と自動的に思うように習慣づけましょう。

そうすれば、あなたはどんな問題もチャンスに変えてしまう、幸運体質の人になることができるでしょう。

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