「上司から仕事の指示があった。取引先の契約違反に対する法的措置。難しくて、時間のかかる業務だ。誰かがやらねばならないことだけど、よりによって、俺に回ってくるとは。とほほ・・・」
と、お嘆きのあなた。
気持ちを落ち着けて、スムーズに仕事を進めるために、まず着手すべきことがあります。
キャメル・ヤマモト著「世界標準の仕事術」で、次のように述べられています。
かなり手強く、手をつけるのに躊躇する課題を与えられたら、すぐに課題解決案のアウトラインを書く。いい案など必要ない。
今、即座に思い浮かぶ粗筋を書く。頭をこねくりまわしてはだめ。こんなことしか書けなくてちょっと恥ずかしい、程度のものでいい。
それだけやったら、さっと忘れてしまう。しかしアウトラインを1回なぞっておくと、それから締め切り日までに、不思議に課題解決のための材料が入ってくる。
そう、まずすべきことは、思い浮かぶままに、解決策を片っ端から紙に書きなぐることです。
そうすると、不思議と解決までの道筋がイメージできるようになるので、気分が落ち着きます。
この方法の完成された型が、赤羽雄二さんが提唱している「ゼロ秒思考」です。
A4の紙を横に置き、左上に解決したい課題を書きます(「○○を達成するにはどうすればいいか?」など)
その下に6つほど、思い浮かぶ案を1分で書きます。
これだけで、頭の中のモヤモヤが晴れて、スッキリします。
「ゼロ秒思考」をもっと知りたい方は、同名の書籍が発行されているので、一度手に取って読んでみて下さい。
この方法がなぜ問題解決や頭の整理に一番有効なのかが説明されていて、この方法を信頼して良いという安心感を得ることができます。
私がこれまで読んだビジネス書の中で、最も役に立った本の中の一冊です。
是非ご一読下さい。