「友達のA君は、最近仲が良くなった人に、短期間で儲かるという投資話を持ち掛けられた。すっかり信用していたので30万円預けたら、そのままどこかに消えてしまった。連絡してもつながらない。騙されたと言ってくやしがっていた。人の心の内というものは、見抜くことは難しいものだな」
と、人の見定め方に困難を感じているあなた。
ムーギー・キム著「最高の生き方」に、他人を陥れようと考えている人に共通する特徴が次のように述べられています。
人を騙そうとする人はたいてい、「俺達は相互に尊敬し合っている仲間だ」などと強く美しく主張し、「仲間だからこのように行動してくれ」と、自分に都合のいい行動の暗示を押し付けてくる。
同志意識を押し付けてくる人は、その人の利益や思い込みのために、他人を争いに巻き込むものなのだから。
つくづく他人なのに「友達だ!」「兄弟よ!」などと無理に距離を詰めてくる人に、ろくな人はいないのである。
特に、他人を信じやすい人や、寂しがり屋、人からいい人と思われたい傾向が強い人は、ガードが甘い傾向があるので、気を付けて下さい。
「でも、急に接近してくる人は、最初は親切にしてくれたり、ご飯をおごってくれたりと、後で何か要求されても断りにくい雰囲気を作ってくるんじゃないの?そうなったら、ズルズルと付き合うことになってしまうよ」
と心配するあなた。
そんな人に何かをしてもらったら、力関係ができないように、こまめにお返しをしておきましょう。
このように予防線を張っておけば、あなたを利用しようとたくらむ人を遠ざけることができます。
是非心の片隅にとどめておいて下さい。