「最近、仕事にやりがいがなく、来た仕事を流れ作業のようにさばいている。終業時間になるのが待ち遠しく、時計ばかり見ている。この部署に配属された一年前は時間が経つのを忘れるくらい仕事に没頭できたのに。
いったい、私の中の何が変わってしまったのだろう?」
と、今の自分に不満を持っているあなた。
仕事を楽しむための法則が存在します。
それは、「フロー体験」、すなわち特定の作業に没頭し、その作業との一体感を感じている状態を意識的に作る方法です。
その方法は、タル・ベン・シャハー著「HAPPIER 幸福も成功も手にするシークレット・メソッド」に、以下のように説明されています。
フローの状態にあるとき、ピーク・エクスペリエンス(至高体験)とピーク・パフォーマンス(施高動作)の双方を体験している。つまり、大きな喜びを体験しながら、何かをとてもうまく行っている。
フローを頻繁に体験するには、明確な目標を持つことが不可欠である。何かに没頭するためには、それをすることが自分にとって重要なことでなくてはならないからである。
フローは特別なゾーンに入ることで体験できる。それは、「多すぎる努力」と「少なすぎる努力」に挟まれたゾーンで、その中にいるときに、行うべきことをとてもうまく行えるとともに、それを行うことを楽しむことができる。
つまり、そのゾーンに入ることができるのは、「難し過ぎもせず、易しすぎもしない」ときである。
時間を忘れるくらい仕事を楽しむ方法は、あなたの実力では少し難しいな、と感じる目標を持ち、その達成のために日々努力することです。
例えば、あなたが営業の仕事をしているなら、月平均の制約数を20%上げる、商品開発なら、主力商品を超える新製品を開発するなど、考えるだけでワクワクする目標を考えましょう。
目標が決まったら、紙に書き出しましょう。これで、あなたの脳に目標がインプットされます。
あとは目標に向かって日々仕事を進めていくだけです。ワクワクしながら仕事ができて、また自分が仕事をコントロールできているという意識が芽生え、あっという間に1日が過ぎていくことでしょう。