「水曜日に上司から面倒な仕事の指示があり、時間がかかりそうなので、次の週から取り掛かることにした。でも、土、日曜日の間、に友達と遊んでいる時も、美味しいと評判の店でスイーツを食べている時も、仕事のことが気になって、心底楽しめなかった。しばしばこんなことを繰り返している。週末は仕事のことを忘れて、リフレッシュしたいのになあ」
と、モヤモヤしているあなた。後回し癖を直しましょう。
ハイラム・スミス著「TQ心の安らぎを発見する時間管理の探求」では、
後回しをすれば出来事が私たちをコントロールするようになり、生産性は低下し、自尊心もなくなる
と、深刻な弊害がもたらされることを警告しています。
「でも、これは私の持って生まれた気質だから、簡単には改めることができないよ」
と、おっしゃるかもしれません。
しかし、同著では、どんな人でも取り組める、後回し克服法の5つの型が次のように紹介されています。
1.期限を決める
2.嫌な仕事を最初にする
3.仕事をゲームにする
4.自分自身に報酬を与える
5.いくつかの小さな仕事に分けると、これといって難しい仕事はない。
これら方法は、私自信活用しています。
私は新しい仕事が入ったら、予定表に、実際の締め切りより数日前に完了期限を書きこんでいます。これで、不思議と仕事に前向きになるスイッチが入ります。
そして、気力も体力も充実している午前中に、一番難しい仕事を片付けるようにしています。こうすると、午後から帰宅時間まで、簡単な資料作りやメールチェックなど、心身に負担のない仕事に回せるようになり、軽やかな気持ちで帰りの途に着くことができます。
また、難しい仕事を大きな一つの塊ととらえるのではなく、細かいタスクに分けて一覧表にします。そして、難しくて時間がかかる仕事から最初に取り掛かります。片付いたら一覧表に横棒を引いて消します。こうすると、仕事の進捗状況が分かるとともに気分が軽くなっていき、加えてタスクを消すことがゲームのように楽しくなります。
私は大きな仕事が終わると、自分へのご褒美として、スーパー銭湯に行ってサウナでリフレッシュをすることにしています。その時の気持ち良さが脳にインプットされているので、それを楽しみに仕事に取り組むことができます。
以上のように、後回し癖を直す5つの方法は、私自信、身を持って効果を確認しているので、是非実行してみて下さい。