人材になるビジネスマンとそれ以外のビジネスマンの、たった一つの違い

「会議や上司との打ち合わせで、誰も気づかなかった鋭い指摘やアイデアを打ち出してくるAさんと、Aさんの同期で、頭の回転はAさんほどではなく、仕事の修正が多く、おっちょこちょいに見えるBさん。なぜかAさんよりBさんのほうが、昇進が速い。どうしてなんだろう?」

と、疑問に思っているあなた。それは「行動力」の違いかもしれません。

勝間和代著「ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」

で、以下のように述べられています。

実際に行動を起こすことが、多くのビジネスパーソンにとって、いちばん難しく、欠けがちな部分である。

 

どんなにいい推論をしても、それをもとに何かを実行して、その結果を成果につなげないと意味がない。しかし、多くの人が、この実行の部分をさぼる。

 

逆に言えば、行動さえできれば、圧倒的に他者より優位に立てるのである。

 

以上のことから、より適切に情報を集めて、意志決定をすること、そしてその結果を行動にまでつなげることが、ビジネス思考力である。

ここまでできる人は、ビジネスパーソン全体の0.8%しかいない。

 

だからこそ、行動を起こす人材になれば、市場での希少価値が出て給料が上がり、成果を出しやすくなり、出世や転職がしやすくなる。

そうです。ビジネスの現場では、分析や仮説の組み立てよりも、行動のほうが、優先順位が高いのです。行動しなければ、現状を変えたり、改善することができないのですから、当然のことですよね。

もちろんビジネスにおいて、仮説を立てることは重要です。でも、行動を伴わない仮説は、いくら優れていても絵にかいた餅になります。

冒頭のケースで言えば、AさんはBさんに比べて考える時間が長いため、行動量が少ないのでしょう。

ビジネスには答えがないので、正解を求めてはいけません。「この案が最善なのでは」というところまで考えが行きついたら、実行あるのみです。

実行してみて、「想定した結果が出ないな」と思ったら、軌道修正をすればいいのです。

仕事の世界では、「実行>思考」です。このことを念頭において、行動量の多いビジネスマンになりましょう。

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