人生のピンチには、離婚、事故、災害、病気、仕事やビジネスの失敗、破産などがあります。
普通の人は、「ああ、これで俺の人生は終わった」と嘆くことが多いでしょう。
しかし、成功した人にとっては、こうした最悪の出来事が彼らの人生の転換点となり、さらなる飛躍へのきっかけになっています。
成功者は、ピンチを普通の人と違った視点からとらえているようです。
この点について、本田健著「きっと、よくなる」では次のように解説されています。
成功者は、どんな試練も、準備が出来ているから来ると考えています。
つまり、人生のピンチは「そろそろ今の人生を変える時ですよ」と教えてくれるサインととらえて、それに感謝しながら「今回の試練が持ってきたご褒美は何だろう?」と考えているのです。
普通の人とは全く逆のとらえ方ですね。しかし、そう考えるからこそ、試練の中に潜んでいるチャンスの芽をつかむことができるのです。
しかし、一気にこの境地に立つことは難しいでしょう。そこで、成功者マインドに近づくために、今まで見過ごしてきた感謝するべきことを、毎日3~4つ、ノートに書いてみましょう。
例えば、毎日好きなものを食べられること、寒い夜はエアコンで暖をとれること、蛇口をひねれば飲み水が出てくることなど、150年ほど前には夢にも考えられなかった生活ができています。
日常の小さなことに感謝するクセをつけることによって、小さなピンチが訪れても、余裕を持って対応することができるようになります。不平・不満を言うことも少なくなります。
このようにして、成功者マインドを養っていき、数年後には大きなピンチが襲ってきても、感謝して対処できるようになるでしょう。
是非、実践してみて下さい。