「今の仕事は、コンスタントに実績を上げることができており、ずっと続けたい。でも一つ不満なのは、誰も褒めてくれないこと。誰よりも努力して、課の営業記録を塗り替えているのに、誰もその話にふれてくれない。いっそ自分でアピールしたほうが、分かってもらえるのかな?」
と、不満気味のあなた。
それは得策ではありません。
見城徹著「たった一人の熱狂」で、次のように述べられています。
いい気になっておごり高ぶる傲慢な人間は、必ず堕ちていく。トップランナーであり続ける成功者ほど、みな謙虚だ。
褒められても「いやいや、たいしたことはないですから」と静かに笑い、自分の話は早々に切り上げる。
傲慢な人間から仲間は離れ、謙虚な人の周りには協力者が集まる。
ビジネスの世界を勝ち抜く本当のしたたかさを持っていれば謙虚に振る舞うのは当然だろう。
職場の人は、あなたの偉業に驚嘆しながらも、面に出さないだけなのです。
あなたが自分で業績をアピールすると、それまで周りの人が持っていた尊敬の念が一転してしまうでしょう。
「仕事は出来るけど、鼻もちならないやつ」「あいつの仕事を手伝っても、自分の手柄にされそうだから、頼まれても協力してやらない」などと思われ、せっかくの適性がある職場に、居づらくなってしまう恐れがあります。
仕事で業績を上げたら、「また成長できた」と、心の中で静かに祝杯を上げましょう。
そんなあなたの謙虚な姿勢に周りの人は魅了され、「あの人のためなら協力を惜しまない」と思うようになり、あなたのさらなる飛躍につながるでしょう。