世間には、仕事で成果を上げ、十分な収入を得て、家族と円満で、趣味も楽しんでいる人がいます。一方で、定職がなく、不平と不満を吐きながら、借金をしてギャンブルに明け暮れる人がいます。
このような差は、なぜ生じるのでしょうか?
最も大きく影響するのは、時間の使い方でしょう。どんなことに時間を使うかを意識するだけで、どん底の人生が、大きく好転します。
「そうは言っても、どんなことに時間を使ったらいいのか、分からないよ」
というあなた。
今や自己啓発書のバイブルとなっている、スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」 に、人生が充実する活動を明確にできる方法が紹介されています。
私たちの時間の過ごし方は、基本的に次の4つの領域に大別することができます。
第一領域:緊急で、かつ重要な事柄
第二領域:緊急ではないが、重要な事柄
第三領域:緊急であるが、重要ではない事柄
第四領域:緊急でもなく、重要でもない
第三領域や第四領域で生活する人は、基本的に無責任な人生を送ることになります。
生活の質、仕事の業績、結果を著しく向上させる活動は、すべて第二領域の活動なのです。例えば、人間関係づくり、スキルアップのための訓練、目標達成のための長期的な計画と活動、健康づくりのための運動、予防保全、準備などです。
それを実際に行えば、活動の効果性は劇的に向上します。
効果的に人生を営む人は、緊急ではないが、重要な事柄に時間を投資することにより、第一領域の「緊急で重要」な問題をなくしています。
これらのことから、第二領域に集中することは、効果的な自己管理につながるのです。
スケジュール帳に、真っ先に緊急ではないが重要な事柄に当てはまる活動を書いていきましょう。
仕事の成果が上がり、プライベートも目に見えて充実していくことをお約束します。