「先輩のAさんは、誰にも考えつかない発想ができる。Aさんが作成したほとんどの企画書は、会社の上層部に採択される。
Aさんは他の人にない感性があるようだ。私もAさんのようになりたいけど、感性の鋭さって、生まれつき決まっているのだろう?とてもAさんには追い付けないあ」
と、あきらめているあなた。
感性はどんな人でも磨けるものなのです。
小坂裕司著「失われた売り上げを探せ」に、次のように書かれています。
感性は知識、情報量が増えれば勝手に育つものである。
発想力も知識、情報量に比例する。
感性の鋭さは、あなたの持っている情報量に比例するのです。
情報を集めるために有効な手段は、やはり読書です。
「いや、ネットを見れば、大量に情報にアクセスできるよ。しかも無料だよ」
と、おっしゃる人もいると思いますが、ネット情報は匿名性が高く、真偽の判断がつきにくいです。
また断片的に散在しているので、一つ一つの情報の因果関係をつかむことができません。
一方、本は著者名が示されており、責任をもって編集されているため、情報の信用性が高くなります。
また、一つのテーマについて、体系的に情報が整理されているので、理解しやすく、頭に残りやすくなります。
そして、感銘を受けた本に出会うと、同じ著者の本や、その中で推薦されている本など、いもづる式に読みたい本が出てきます。
こうして読書が習慣になれば、あなたの感性も自動的に磨かれるのです。
数多くある趣味のなかで、メリットしか考えられないのが、読書です。
感性を磨いてクリエイティブになりたいあなた。是非、読書の習慣を身に着けて下さい。