「会社の部長クラスの面々を前にプレゼンをした時、想定外の質問をされた。その時は焦って的外れな答えをして、さらに詰められて硬直してしまった。今となってはもっといい答えができたと思うのだが、後の祭り。何が起こっても冷静でいられる人がうらやましいよ」
と、落ち込んでいるあなた。
焦ってもすぐに落ち着ける方法があります。
西任暁子著「ひらがなで話す技術」で、次のように述べられています。
焦ってうまくいくことは絶対にない。
焦ってしまった時は、とにかく息を吐けば、落ち着いて正しい判断ができるようになる。
よく、気が動転した時は深呼吸をすれば気持ちが落ち着くと言われます。
しかし、呼吸には吸うことと吐くことの2種類があるので、どちらに意識を向ければいいのか分かず、いざと言う時に実行しにくいと感じている人も多いのではないでしょうか?
そこで、深呼吸=「まず深く息を吐く」と覚えておけば、実践しやすくなります。
私の経験からも、深く息を吐くことは、心身へのストレスを跳ね返す効果が高いと思います。
私は、これまで2年間、健康のために冷水シャワーを浴びています。冬の間、その冷たさは体にきついですが、息を深く吐きながら浴びると、不思議と耐えることができます。
寒さが苦手な私でも冬の水の冷たさに打ち克つことができるのだから、深く息を吐くことは絶大なストレス軽減効果があるのでしょう。
少し意識するだけで、誰でも実践できる、非常に簡単な方法です。
普段から意識して息を深く吐いていれば、どんなことが起こってもあなたの気持ちは落ち着き、冷静に対処できるようになるでしょう。