「A案にもいいところがあるがB案も悪くない。かといってC案も捨てるのは惜しい、と悩んだ挙句、決断を先送りにしてしまう。タイムリミットが近づいているのに、焦りがつのるばかりだよ・・・」
と、少しパニックになっているあなた。
出口治明著「思考軸をつくれ」に、思い切って決断を下せるようになる考えが次のように紹介されています。
決断を下せない人は、何かを決めることは何かを捨てることであり、両者はトレードオフの関係にあるということがわかっていません。
あるいはトレードオフを引き受ける覚悟がないのです。何かを取れば何かを失う、決していいとこどりはできないのです。
これを思考の軸に加えておくことで決断は確実に速まります。
決断を下す時は、何を優先するのかを決めておくことが重要です。
例えば、少し失敗してもリカバリーができる項目は優先順位から外して、目標達成に有効と考えられる項目を最優先にして案を採用すればいいでしょう。
「決断はトレードオフ」という思考を持っていれば、思いつめることなく決断を下せることができるようになりるのです。