「新商品開発のプロジェクトが終盤に入ったところで、提携しているA社が、撤退を伝えてきた。プロジェクトリーダーである俺の、タイトなスケジュール管理が気に入らなかったらしい。A社の技術なしには新商品の開発が不可能だ。何で俺は、こんなにダメなんだろう?」
と、気持ちが沈んでいるあなた。自分や他人、環境を責めるような質問は、さらに不幸を呼ぶことになります。
心を落ち着かせて、前向きな気持ちになる、自分自身への質問が、本田健著「きっと、よくなる!②」で紹介されています。
苦境に陥ったときには、ズバリ
「こういう状況で何をすればいいのか?」
という質問を自分にすることで、そこから脱出することができます。
いざという時に、この質問が自動的に思い浮んで、自分を動機づけたり、幸せにしたり、新しいことをマスターできるように、朝から晩まで繰り出してみましょう。
そうすると、その質問の答えとして、いろんな情報が引き寄せられるようになります。
冒頭の例でいえば、「いつも懇意にしているB社に相談しよう」「自社独自の技術を活用できるかもしれない」「これまでに得られた知見を活用して、別プロジェクトを立ち上げよう」
など、前向きな方向に舵取りができるようになるでしょう。
日常的に繰り出す質問の質が、人生の質を決めるのです。
是非、実践してみて下さい。