人に嫌われても気にならない、最強の心の持ち方

「職場に、私がすることにいちいち文句を言ってくる同僚がいたので、違う部署に転勤をさせてもらった。しかし転勤先でも、私の挨拶を無視する人がいる。この会社、変わった人が多いようだ。こんな会社辞めてしまって、いい人が多い会社に転職しようかな?」

と、今の会社に嫌気がさしているあなた。

その理由で転職しても、状況は変わらないかもしれません。

岸見一郎・古賀史健著「嫌われる勇気」では、次のように述べられています。

ユダヤ教の教えに、こんな話がある。

 

「10人の人がいるとしたら、そのうち1人はどんなことがあってもあなたを批判する。あなたを嫌ってくるし、こちらもその人のことを好きになれない。

 

そして10人のうち2人は、互いにすべてを受け入れ合える親友になれる。

 

残りの7人は、どちらでもない人々だ。」

 

人生の調和を欠いた人は、嫌いな1人だけを見て世界を判断してしまう。

どこに行っても、あなたを嫌う人からは逃れられないということです。そのことだけに囚われて転職をしても、同じことの繰り返しになる恐れがあります。

我慢できる範囲であるなら、そんなものと割り切って、逆に職場に必ず存在する、あなたを好きになってくれる人と親密度を上げたり、仕事の成果を上げるための戦略を考えたり、スキルを向上させることに気持ちを集中してはいかがでしょうか?

世の中、自分の力ではどうにもならないことがたくさんあります。

そういうものは軽く受け流して、恵まれていると感じる事柄に目を向けて感謝をしたり、自分でコントロールできることを、もっと良くなるように力を注ぐことで、精神の安定を保つようにしましょう。

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