「会社の同僚のA君から、『君は書類の締め切りを守らない傾向がある。また、書類には誤字、脱字、数字の間違いが多い。おまけに、チームのメンバーが知るべき情報を共有してくれない。みんな迷惑しているので、まじめに仕事をしてくれ』と、きつくたしなめられた。自分にも自覚はあるので、何も反論できなかったけど、大勢の前で怒られたものだから、傷ついたなあ・・・」
と、落ち込んでいるあなた。
これも成長の一つの過程と、前向きに捉えましょう。
土井英司著「人生の勝率の高め方」では、こう述べられています。
叩かれたからといって、落ち込んだり、凹む必要はまったくないと思います。
なぜなら、人間は自己修正しながら成長していくものだからです。そう考えると、「叩かれる」ことは、成長にとってはいいことなんです。
人から叩かれて落ち込むのは、人情として仕方のないことです。
しかし、ある程度のところで、頭を切り替えましょう。指摘されたことの中から、自分で改善できる部分を抜き取り、あなたがステップアップするための課題として捉え直しましょう。
「そうは言っても、これだけはっきりと、しかもきつく叱責を受けたのは、生まれて初めてなので、1カ月は引きずるよ」
と、気持ちをうまく切り替えられないあなたには、村西とおる著「人生、死んでしまいたいときには下を見ろ、俺がいる。」
の中から、次の言葉を紹介します。
反省し過ぎないことだよ。過去を振り返るとみんな鬱になるんだよ。
今は立派な人でも、思い出したら苦悶するほどのしくじりを経験しています。
しかし、その経験をきっかけに改善を行い、成長した結果なのです。
人から指摘をうけて落ち込んでいるあなた。さらなるステップアップの機会ととらえて、前を向いて進んでいきましょう。