「重要で締め切りが3日後の仕事に集中したいのに、他に片づけなければならない仕事が3つほどある。加えて上司から新しい仕事の指示があった。全部処理しようとしたら、全く時間が足りない。他の人に頼もうにも、皆私と同じ状態だ。徹夜と休日出勤を覚悟しなければならないか・・・」
と、あきらめムードで仕事に埋没する覚悟をしているあなた。
森岡毅著「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」に、抱え過ぎた仕事を上手にさばく方法が紹介されています。
著者の森岡さんは、誰もが知っているテーマパークである大阪のUSJが経営危機に陥っている時に、マーケティングの専門家として招かれ、見事にV字回復させた立役者です。
森岡さんの本は、一見無理だろうと思える仕事でも突破口を見出してやり遂げる方法を、凡人でも分かるように、熱い語り口で説明されているので、全世界のビジネスパーソンにお薦めです。
著者の森岡さんによれば、経営の分野でよく用いられる「選択と集中」は、仕事全般にも当てはまります。
森岡さんは、上司から振られてくる仕事が10あれば会社に対して最も重要なインパクトを与えるものと、その次に重要なものを2つ、計3つに集中していました。
驚くほど少ないですね。その他の7つには、どう対応したのでしょうか?
これらについては、放置しておくと上司との人間関係に禍根を残すので、やらないことを合意する、納期を遅らせることを合意する。あるいはやったフリをしました。
この3通りの処理をしておけば大丈夫とのことです。
いかがですか?たまった仕事をがむしゃらに片づけようとするのではなく、組織にとって優先順位の高いものに集中すると、ゆとりを持って取り組めるだけでなく、成果も上がります。
是非お試し下さい。