職場でよく「この人、仕事ができるよね!」って話題になることってありますよね。でも、その「できる人」ってそれぞれ性格もスキルも違うから、誰を見習えばいいか迷っちゃいます。もし「これだけ抑えておけば仕事ができるようになる」っていう、誰にでも当てはまる条件があればいいのに、と思っているあなた。
実は、北野唯我さんの「内定者への手紙2 最強の文章化術」に、その答えが載っています。
この本によると、仕事ができる人の共通点は次の2つです。
・事実と解釈を分けて考えられる
・自分なりの解釈を持つことを恐れない
この2つを基にして、仕事ができる人になるための条件が次の2つだと説明されています。
1.「GBN」という3つのシンプルな解釈を使いこなすこと
2.解釈の幅を広げること
今回は、1つ目の「GBNのシンプルな解釈を使いこなすこと」について説明しますね。
「GBN」っていうのは、事実に対して「Good(良い)」「Bad(悪い)」「NotSure(わからない)」の3つの判断をつけるってことです。
例えば、先月の売上が100万円だったとしましょう。この場合、GBNで解釈するなら、次の3つのどれかを選ぶことになります。
- 先月の売上は100万円でした。私はこれを良いと考えています。
- 先月の売上は100万円でした。私はこれを悪いと考えています。
- 先月の売上は100万円でした。良いのか悪いのか、まだ判断がつきません。
「事実」って、誰が見ても同じ情報ですよね。だから、自分の解釈を持たないってことは、他の誰とでも変わらない、代わりの効く存在になるってことなんです。
だから、たとえ反論されたり否定されたりしても、自分なりの解釈を持つことはやめちゃダメなんです。
今日はここまで。次回は「解釈の幅を広げること」についてお話ししますね。