あなたは、自分の弱点や欠点に悩んだことはありませんか?例えば、「自分は人前で話すのが苦手だから、プレゼンなんて無理だ」と感じることはないでしょうか。あるいは、「計算が苦手だから、会計や数字に関する仕事はできない」と決めつけてしまったり、「新しいアイデアが浮かばないから、クリエイティブな仕事には向いていない」と思い込んでしまうこともあるかもしれません。
こうした「デメリット」に縛られて、チャンスを逃してしまうことがあるのではないでしょうか。
その気持ち、よくわかります。誰しも自分の弱点を過大に考え、自信を失うことがあります。だからこそ、新しいことに挑戦するのが怖くなるのです。
ここで、神田昌典著「もっとあなたの会社が90日で儲かる」から次の言葉を紹介します。
デメリットは本人の自信の持ち方でメリットになってしまう。
あなたが自分で弱点だと思っていることも、見方を変えれば、それ自体が強みになることがあります。
例えば、プレゼンが苦手だと感じる人は、話すことに自信がないからこそ、他の人以上に資料や内容を丁寧に作り込みます。
その結果、聞き手にわかりやすいプレゼンができ、相手の心に響く内容に仕上がるのです。このように、弱点と見える部分が、実際には他の人にはない大きな強みになっていることもあるのです。
「でも、本当に弱点が強みに見えるの?」と思うかもしれません。
しかし、プレゼンが苦手な人が時間をかけて綿密に準備するのは、その人の弱点ではなく、むしろ周到さや計画性という強みです。
また、内気であることが、実は人の話をよく聞けるという強みになることもあります。
この視点に立つことで、自分の「苦手」が実は独自の価値を生み出すポイントであることに気づくでしょう。
前回は「自分の強みを伸ばしましょう」という話をしましたが、今回はその応用編です。
弱点を「克服すべきもの」と捉えるのではなく、「活かすべきもの」として新しい視点で見ると、あなたの強みがそこに隠れているのです。