プロが教える、迷走した議論から脱出する方法

仕事やプライベートで、物事を深く考えすぎて、全体像を見失ったことはありませんか?

たとえば、プロジェクトで一つの問題に集中するあまり、他のことが疎かになってしまい、「そもそも何を目指していたんだっけ?」と迷うことがあるかもしれません。私も何度も経験しました。

こうした場面で大切なのが、野口吉昭著「コンサルタントの質問力」で述べられている「鳥の目と虫の目」の考え方です。

鳥の目は、全体を高い視点から俯瞰する視点。一方、虫の目は、細部にじっくり目を向ける視点です。

 

この二つの視点を行き来することで、物事の本質に近づけるのです。

たとえば、会議中に細かい問題に議論が集中しているとき、「全体として何を目指しているんだっけ?」と質問してみましょう。

この一言で、出席者全員の視点が全体像に戻り、軌道修正をすることができます。

「でも、細部まで見ないとミスが増えるのでは?」と心配になるかもしれませんね。

確かに、細かいところに気を配ることは大切です。しかし、そればかりだと視野が狭くなり、本来の目的を見失いがちです。

鳥の目で全体を把握しつつ、必要に応じて虫の目で詳細を確認する。このバランスが大事なのです。

物事の見方がぐっと広がると、考え方に余裕が生まれます。次の仕事や課題で、ぜひこの「鳥の目と虫の目」を意識してみてください。

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