全員からの高評価は必要ない理由

一生懸命やっているのに、期待通りの評価が得られず、もどかしく感じることもあるかもしれません。でも、大きな仕事を成し遂げる人は、必ずしも、全員から「できる人」と評価されることはないのです。

中島孝志さんの「一流の人、二流の人」には、こんな言葉があります。

この言葉が示しているのは、「器の大きい人は、評価が七色に変わる特性を持っている」ということです。

誰からも同じように評価される人は、「無難な人」と思われがちですが、器の大きい人は多面的で個性が際立つため、人によって見方が異なるのです。

例えば、あなたが新しいプロジェクトで大胆な提案をしたとします。ある人は「斬新で素晴らしい」と称賛するでしょう。一方で、「冒険しすぎでは？」と不安視する人もいるかもしれません。

それでも、その行動が成果に結びつけば、「あの人は無茶だけど挑戦する力がある」と、賛否の入り混じった評価となるのです。

「でも、評価がバラバラだと不安」と思うかもしれませんね。確かに、全員から同じように評価されるのは安心感があります。

しかし、それでは個性が埋もれ、本当に重要な場面で信頼を得ることが難しくなります。器の大きい人は、七色の評価を恐れず、むしろそれを自分の特性として受け止め、信念を持って行動します。

その結果、周囲からの深い信頼や評価を勝ち取っていくのです。

評価が七色になるのは、あなたが器の大きな人である証拠。無理に全員に好かれる必要はありません。

自分らしさを貫いて、行動してみましょう。その先には、きっと今よりも大きな成功が待っています。