人生・ビジネスに役立つ 賢者の知恵研究所 | あなたはこんな経験、ありませんか？ 何か新しい挑戦を始めようとするとき、どれから手を付けていいのか分からず、あれこれ手を広げてしまい、結局何も成果が出ない。特に複雑な状況に直面したとき、「全部やらなきゃ」と考えてしまい、気が付いたら、時間切れになってしまった…。 そんな経験、誰にもありますよね。でも、こんなことを繰り返していると、残業は減らないし、成果も上がらず、会社内で肩身の狭い思いをしなければならないかもしれません。 そこで、リチャード・P・ルメルト著「良い戦略、悪い戦略」から、限られた時間と労力の中で成果を治める考え方を紹介します。 良い戦略は必ずと言っていいほど、単純かつ明快である。
必要なのは目前の状況に潜む一つか二つの決定的な要素、すなわち、こちらの打つ手の効果が一気に高まるようなポイントをみきわめ、そこに狙いを絞り、手持ちのリソースと行動を集中すること、これに尽きる。 では、これをどう活かすのか？例えば、仕事で何か問題を解決したいとき。全ての問題に手を付けるのではなく、「今この瞬間、最も大きな影響を与えるたった一つ」を見極めて、そこに全力を集中する。 これだけで驚くほど状況が変わります。たとえば、売上が落ちているとき、原因をリスト化してみて「顧客とのコミュニケーション不足」が最重要だと仮説を立てたら、まずはそこにリソースを投入するのです。 でも、こんな疑問が浮かぶかもしれません。「他のことを後回しにして大丈夫？」「間違ったポイントを選んだらどうするの？」 安心してください。この方法の強みは、シンプルであるがゆえに、方向性をすぐ修正できることです。 全体に手を広げるより、的を絞った方が結果の検証も早く、次の手を打つ余裕が生まれるのです。 要は、「複雑さ」を捨て、シンプルに考え、一点突破を心がける。それが良い戦略の本質です。 あなたの持つリソースを最大化するために、まず「最も重要なポイントを一つ」を選び、集中してみてください。それが、成功への最短距離です！ |
最小努力で最大成果を得られるコツ
