あなたは、こんな状況に心当たりはありませんか?
「後でやればいいや」と仕事を後回しにした結果、期限が迫り、焦りながら取り組むことに。
私も、以前はそんな日々を過ごしていました。でも、赤羽雄二さんの「速さはすべてを解決する」にある次の言葉に出会い、考え方が大きく変わったのです。
「一度後回しにし始めると、『遅れたからちゃんとやらなくちゃ』と思い、さらに遅れるようになる。遅れた分、挽回し、よりよい結果を出そうとする。
こう思ったらほぼアウトで、遅れている段階で質を上げて挽回することは大変むずかしい。
他の仕事も待ってはくれないので、十分な時間など決して使えないからだ。」
この言葉を読んだとき、「そうだ!」と膝を打ちました。後回しが招くのは、さらに遅れる末路だけ。だからこそ、「速さ」で解決する必要がある。
そしてそのためには「全体像」をつかむことが大切だと、さらに彼はこう続けています。
「全体像とは、最終成果が何で、それを出すためにどういう要素があってどういうステップと段取りを踏んで成果につなげるのか、どこから手をつけると最も効果的なのか、ということである。」
例えば、あなたが重要な報告書を作成するとします。まず、「誰のために」「何のために」作るのかを明確にする。
そして、ゴールに直結する部分に注力し、他の部分は必要最低限にとどめる。こうするだけで、作業全体が驚くほど効率化します。
「でも、そんな全体像を把握する時間すらない」と思うかもしれませんね。でも、まずは5分だけでいいので紙に「目的」「ゴール」「必要なステップ」を書き出してみてください。
たったそれだけで、頭が整理され、どこに注力すべきかが見えてきます。
遅れのストレスから抜け出すには、「速さ」を意識することがカギです。仕事が回ってきたら、全体像をつかみ、直ちに着手しましょう。
この行動が、あなたの働き方を根本から変えるはずです。