あなたは最近、誰かにほめられることを期待しながら頑張ったのに、それが得られずガッカリした経験はありませんか?
例えば、上司に「頑張ってるね」と言われたくて無理を重ねたり、家族に「ありがとう」と言われたくて尽くしたのに反応がなかったり。 そうした時、あなたはどんな気持ちになりましたか?おそらく、虚しさや苛立ちを感じたのではないでしょうか。 私もかつて、誰かにほめられることが幸せの証だと思っていました。でも、岸見一郎さんの「幸せになる勇気」で述べられている、次の言葉に出会い、その考えが大きく変わりました。 ほめられることでしか幸せを実感できない人は、人生の最後の瞬間まで「もっとほめられること」を求める。
その人は「依存」の地位に置かれたまま、永遠に求め続ける生を、永遠に満たされることのない生を送ることになる。
よって、他者からの承認を求めるのではなく、自らの意志で、自らを承認するしかない。これを「自立」という。 この言葉に出会った時、私自身の「承認を求める癖」を痛感しました。でも、幸せは他人からのほめ言葉ではなく、自分自身が自分を認めるところから始まると教えてくれたのです。 例えば、毎日の終わりに「今日一番良かった自分の行動」を振り返り、心の中で自分をほめたり、ノートに書く。 あるいは、ちょっとした成功でも「自分、よくやった!」と鏡に向かって声に出して言ってみる。これらは単純な行動ですが、自分を承認する第一歩です。 「でも、他人からのほめ言葉がないと、やっぱり寂しい」と思うかもしれませんね。それは当然の感情です。私たちは社会的な存在で、誰かとのつながりが幸せの一部だからです。 しかし、他人の心は操縦できないので、あなたの心はいつも不安定な状態になってしまいます。 他人の評価はありがたいけれど、それに頼らなくても自分の価値を感じられるようになれば、あなたの人生はもっと自由になれます。 今日から、自分自身に小さな「よくやった」を届けてみてください。その積み重ねが、満たされた人生を作ることになるのです。 |