あなたは今、人生にどこか漠然とした不満を感じていませんか?仕事で成果を上げても、家族との関係が空疎になっていたり、健康に不安があったり…。頑張っているつもりだけど、何か満たされない気持ちになること、ありますよね。
私も同じような悩みを抱えていました。目の前の仕事に全力を注ぎ込む一方で、体調を崩したり、大切な人との時間が減っていく。気づけば、自分が何のために頑張っているのか、分からなくなる瞬間がありました。 そんなとき出会ったのが、ブライアン・トレーシー著「フォーカル・ポイント」で述べられている次の言葉です。 戦略的人生設計においては、人生を七つの分野に分けるとよい。こうして分類すると、それぞれの分野で何を手に入れたいのか、欲しいものを手に入れるために何をしなければならないのかが、はっきり見えてくる。
1.仕事 成功し、仕事に満足し、専門分野のトップの人材でいるには、どうすればいいだろう?
2.家庭生活 仕事の成功とプライベートのバランスをどうとったらいいだろう?
3.資産 資産を計画的に管理し、経済的自立を実現するにはどうすればいいだろう?
4.健康と体力 どうしたら体力と気力を高め、心身ともに健康でいられるだろう?
5.個人的成長 充実した人生を送るために欠かせない知識やスキルは何だろう?
6.社会や地域 注目を浴び、語り継がれる存在になるには、どんな人生を組み立てるとよいだろう?
7.精神的成長・心の平穏 ひとりの人間としてすべての可能性を実現するには、どのような精神状態を保ち、どのような考え方をすればいいだろう? この言葉を実践するために、私はまず紙に7つの分野に対して「理想の姿」と「現状」を並べ、そのギャップを埋めるために何をすべきかを考えたんです。 例えば、健康を保つために週に3回の運動をスケジュールに組み込む、仕事と家庭のバランスを取るために家ではスマホ使用を控える、など。 とはいえ、こんな疑問が浮かぶかもしれません。「全部を完璧にこなすなんて無理じゃない?」と。実際、私も最初はそう思いました。 でも、重要なのは完璧を目指すことではなく、まず何か一つでも取り組んでみることです。運動なら週に1回からでもいい。家庭では夜10分でも会話の時間を作るだけでも、確実に変化は訪れます。 こうして七つの分野を俯瞰してみると、自分が本当に必要としているものがクリアに見えてきます。そして、それがあなたの「進むべき方向」を教えてくれるはずです。人生を自分の手でデザインする喜び、ぜひ味わってみてください。 |