あなたはこんなふうに思ったことはありませんか?「人に与えるばかりで、何も返ってこない。どうして自分ばかりが損をしているんだろう?」
誰かのために尽くしても、感謝されるどころか当たり前のように扱われる。そんなことが続けば、もう人に優しくするのがバカらしくなるのも無理はありません。 私も同じように感じたことがあります。見返りを求めていたわけではないけれど、自分ばかりが与えて損している気がして、虚しくなったのです。でも、その考え方が間違いだったことに気づきました。 スチュワート・ワイルド著 「スチュワート・ワイルドのマネー・バイブル」ではこう述べられています。 他人に与える努力を続ける。他人を愛することは、自分の愛し方を学ぶ練習になる。慣れていくうちに、スピリチュアルな力が高まって、魅力が増す。
相手を中心に考えることが、「与えること」「受けとること」のコツである。 最初、この言葉を聞いたとき、私はピンときませんでした。「自分を愛すること」と「他人を愛すること」にどんな関係があるのかと。 でも、他人をぞんざいに扱うと、「こんな自分でいいのだろうか?」と、自己嫌悪を感じたり、後ろめたさのあまり、自分や家族を大切に思う気持ちにまで罪悪感を感じるのも事実でした。 試しに「相手のために」ではなく、「自分の心が安定し、豊かさを感じるために」与えることを意識してみたのです。 例えば、誰かに優しくするとき、「この人にもっと喜んでほしい」というより、「私自身が平穏な心持ちになれるように」と思いました。すると、不思議と心が軽くなり、「損をしている」という感覚が薄れていきました。 「でも、利用されるだけにならない?」と思うかもしれません。確かに、世の中には人の優しさに甘える人もいます。でも、それは相手の問題であって、あなたの価値とは関係ありません。大切なのは、あなたがどんな人間でありたいかなのです。 与えることで、あなた自身の心が満たされていく。そんな変化を、今日から感じてみてください。 |