「お金を貸してほしい」と頼まれたら、あなたはどうしますか?
本多静六著「私の財産告白」ではこう述べられています。 親戚知友に対する金銭上の融通はできるだけ避けた方がよろしい。大切な友人や親類を失う元となるので、いかなる場合も(病気、災難以外)金を貸借しないに限る。 基本的にお金は貸さないということが、鉄則ということになります。 そして、もっと危険なのが「保証人になってほしい」という頼みです。 同書はさらに続けます。 金を貸す以上に気をつけねばならないことは、金融上の保証人となり、連帯の印を捺したり、裏書の判を引き受けたりすることである。うっかり判を捺したため、ついに一生涯それで苦しめられる人が少なくない。 「保証人」とは、誰かが借りたお金を、もしその人が返せなくなったときに代わりに返す責任を持つ人のことです。 実際、保証人になったばかりに、自宅を手放し、人生が大きく狂ってしまった人が何人もいます。親しい人だからこそ「助けたい」と思うのは自然な感情です。でも、保証人になることで、あなた自身の家族や生活が危険にさらされる可能性があるのです。 「でも、どうしても断れない関係だったら?」と思うかもしれません。その場合は、まず「自分が貸してもいい」と思える額だけを渡すのが安全です。 保証人になるより、その方が相手のためにもなりますし、何よりあなた自身の身を守れます。 「保証人にはならない」――これを心に刻んでおいてください。それは冷たさではなく、あなた自身と相手の未来を守る、最善の選択なのです。 |