あなたは、アイデアを求められる場面で頭が真っ白になり、こんな風に感じたことはありませんか? 「なにか面白いことを考えてって言われても、急に思いつかない」 「自分にはアイデアを創造するセンスがないのかもしれない…」実はそれ、「才能がない」のではなく、ただ“準備”が足りなかっただけかもしれません。私もかつて、会議で問題解決のアイデアを求められたとき、頭で固まってしまい、自分は何て創造力がないんだ・・・。と落ち込んだことがあります。 でも、アイデアを作る能力は、先天的なものではないのです。森岡毅著「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向き走ったのか?」にはこんな言葉が述べられています。 「ストック」が強ければ強いほど、直目する問題に対しての解決策を思いつきやすくなります。
「あの人は引き出しが多い」などと表現される長所です。
ビジネスで求められる領域の中から、自分が誰よりも知っている得意分野を作り出すことは良いアイデアを生み出すためにとても重要です。 「引き出し」が多い=アイデアを生み出す力が強い ということは、アイデアを創造する力は後天的に身に着けることができるのです。 ジェームス W.ヤング著「アイデアのつくり方」にも、これとよく似たことが書かれています。 アイデアは異質なもの同士の組み合わせである。だから、自分の専門分野の「専門知識」と、それ以外の領域の「一般知識」をどれだけ多く蓄積するかが、アイデアを生み出すカギになる。 専門知識は仕事をする中で自然に蓄積するので、アイデアの創造力を加速化するのは「一般知識」ではないでしょうか? 私の場合は、ジャンルを選ばずに面白そうと思った本を購入し、役に立ちそうだったり、驚いたりした箇所をメモして、ストックしていきました。このストックが蓄積されてくると、不思議なくらいアイデアが湧くようになりました。 でもあなたは、こう思うかもしれません。 けれど、「普通の生活」にも貴重な材料がたくさん転がっています。 日々の気づきや、友人との会話、失敗体験こそ、誰にもないあなただけのストックなんです。 日常で面白かったこと、驚いたこと、腹が立ったことなど、感情を動かされたことなどを、メモにして残してはいかがでしょうか? 何かを生み出す力は、遠くにあるものではありません。 |