人生・ビジネスに役立つ 賢者の知恵研究所 
「働かずにのんびり暮らせたら、どんなに幸せだろう？」そんなふうに思ったこと、ありませんか？朝から晩まで働かなくても、好きなことだけして過ごせる毎日…。多くの人が一度は夢見る生活ですよね。
でも、実はその考えは、あなたが幸せの足を引っ張るのです。タル・ベン・シャハーさんの「HAPPIER 幸福も成功も手にするシークレット・メソッド」では、次のように述べられています。
人々は、家庭よりも職場において、より多くのフローを体験している。
つまり、娯楽のほうが好きという一方で、ピーク・エクスペリエンス（至高体験＝大きな喜び）は、仕事をしているときに手にすることが多い。
私たちのほとんどが、生活するには仕事をしなくてはならない。働かなくても生活できる状況にあっても、仕事から離れることはできない。
なぜならば、人間は幸せになりたがるように作られていて、幸せになるには、働く必要があるからである。
これを読んだとき、正直驚きました。「娯楽の方が楽しいに決まっている」と信じていたからです。
でも考えてみると、仕事の中で何かに集中しているとき、ふと「これだ！」と思える瞬間が訪れることがあります。それが、至高体験、つまり幸福の一部なのだと気づかされたのです。
たとえば、あなたが新しいプロジェクトを始めたとします。最初は難しそうに感じるかもしれませんが、少しずつ形になり、チームの成果が見えてきたとき、思わず笑顔がこぼれる。
そんな経験、ありませんか？その瞬間こそ、幸福感を感じる瞬間なのです。
でも、あなたはこう思うかもしれません。「私はそんなにやりがいのある仕事をしていない」「そもそも仕事が楽しいなんて信じられない」と。
確かに、すべての仕事が夢中になれるものとは限りません。ただ、一部の仕事に意義や楽しさを感じることはできるのではないでしょうか？
大切なのは、仕事そのものではなく、そこであなたがどんな経験を重ねるかです。働くこと自体が人間の幸せに直結しているのは、私たちが「挑戦し、成長することで喜びを得る存在」だからです。
今日から、「仕事の中の小さな幸せ」を見つけてみませんか？きっと、毎日が少しずつ変わっていきますよ。
