人は誰でも、生きていれば、一度はどん底に落ちた気分になることがあるでしょう。
時には「もう死んでしまいたい」と思ってしまうこともあるはず。
そんな時、何を心の支えにして生きればいいのかが、村西とおる著「人生、死んでしまいたいときには下を見ろ、俺がいる。」に書かれています。
「自分が生きていることだけで愛している人を励ましている。生きているだけでいい、何もできずにいてもそれで十分だ、あなたでなければ力を貰うことのできない人がいる」
村西さんは、私が20代の頃、自ら出演するAV監督として、独特な世界観の作品を世に送り出して一世を風靡していました。男なら誰でも名前を知っているほどの、カリスマ的な存在でした。
村西さんの人生の浮き沈みはまさにジェットコースターのようです。
ピーク時は年商100億円あったといわれています。
しかし悪い時はアメリカで懲役370年の求刑を受けたり(のち釈放)、借金数十億円を背負った際には裏家業の人物にダムに沈められそうになったりと、想像を絶する浮き沈みを何度も繰り返しています。
普通の人なら「死んでしまいたい」と思ってしまう経験を繰り返している村西さんの言葉なので、大変説得力があります。
どうしようもない逆境に陥っている時、自分のことしか考えられないですが、一歩引いて自分を眺めてみると、あなたが存在しているだけで癒されたり、元気になったりする人が周りにいます。
この世から消えてしまいたくなった時に、このことを肝に銘じて、くじけずに前を向いて歩きましょう。