仕事で常人には考えられないほどの大きな成果を上げたり、いかなる逆境にも耐えることができ、むしろ逆境をバネにして進化したりというような、誰もが憧れるような人物になりたいと思ったことはないでしょうか?
例えば、財界人の松下幸之助さん、本田宗一郎さん、稲盛和夫さんのような人です。
「そんな人のようになりたいけど、どこから始めていいか分からないよ」
というあなたに、古谷 昇著「もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果をあげる法」に、大人物になるための心構えが語られています。
企業で上のポジションにいる人たちの仕事は、大きなトラブル、矛盾を解消することです。
だから、大きなトラブルや矛盾を解消できる人が偉くなる人です。
企業は山積みする問題や課題から生まれるトラブルに耐え切れるだけの器を持った人がいて、なんとかうまく経営するところが、結局伸びるのです。
人間の成長とはその人の「器」すなわち精神的キャパシティが大きくなっていく過程です。
精神的キャパシティを大きくするためには、普段から自分のキャパシティをちょっと超えたあたりで仕事をして、
「これだと苦しくはあるが、これをこなせば自分のキャパが上がるからいいか」というふうに考えることです。
難しめの仕事が舞い込んできたら、それを終えた時のあなたの成長した姿を想像して、ワクワクして取り組んでみましょう。
この姿勢を繰り返せば、大人物に近づくことができるのです。