友達が少ないことは、悪い事ではありません

「私は内向的で引っ込み思案だから、友達ができにくい。いつも明るいAさんみたいに、常に人が周りにいる人がうらやましい」

と、とりまきが多い人に羨望のまなざしを向けているあなた。

そのままで良いのです。

与沢翼著「お金の真理」で、人脈を広げ過ぎることに警鐘が鳴らされています。

「人脈を広げてもお金には結びつきません。他人から受ける善意は非常に高くつきます。

 

誰かと懇意にするほど、行きたくもない会合に出席する羽目になったり、必要のないものまで買う羽目になったり、時にお金を貸したりする必要すらも出てきます。

 

人付き合いは負債でしかないのです。だから、本当に大切な少数の人だけに絞って人付き合いをしてほしいのです」

与沢翼さんは、事業や投資で、若くして億万長者になった方です。

大金持ちになったとたんに、取り巻きが増えたり、新しい事業や、遊びのお誘いが続けざまにあったりして、最初はほとんどすべてに付き合っていたそうです。

しかし、大金を使うはめになったり、偽りの儲け話でカモにされたり、貸したお金が返ってこなかったりと、多くのトラブルに巻き込まれたそうです。

そういった苦い経験をさんざん味わった末に出た結論が、上記で紹介した言葉です。

人が周りにいることは、一見楽しそうで、また自己重要感が満たされそうですが、それ以上の代償が伴うようです。

私は友達が少ないほうですが、自分のやりたいことができる時間が持てます。

また、人から親切を受けたことに対してお返しをしなければ、という義務感を最小限に抑えられます。

さらに、人が集まると、どうしても出てくる「悪口」に気持ちがざわつくことはないですし、ましてや人に「騙された」という経験はまったくありません。

そして、たまに気の合う友人と会って、共通の趣味を楽しんで、至福の時間を過ごしています。

このように、貴重な時間とお金を自分のために使えるのが、友人の少ない人の特権です。

「友達は多ければ多いほどいい」という幻想に惑わされず、本当に気の合う2、3人の友人と深く付き合うのが、平穏無事に過ごせる秘訣だと思います。

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