いつも明るくて話が面白い人って、存在感がありますよね。大勢が集まると、その人を中心に場が盛り上がり、一種のカリスマ性を感じることもあります。
そういう人を見て
「私はあの人と違って、口下手で内向的だから周りに人が集まってこない。自分の地味な性格が大嫌いだ」
と、その人と自分を比較して落ち込んでしまう人もいるかもしれません。
そんなあなたに、曽野綾子著「人間にとって成熟とは何か」から、元気をもらえる言葉を紹介します。
「グループの先頭に立って、はしゃぎながら歩く人には時々危ない面がある。いつも何か働いてくれているのだが、どこにいるかわからないように振る舞える人ほど、気力も体力もあるのである」
曽野さんは作家である一方でカトリック教徒であり、世界で最も劣悪と言ってもいいアフリカの最貧民窟でボランティア活動を行っています。
そのような環境下で行き着いたのが、上記の人物眼なので、真理と言っても良いでしょう。
いざという時に頼りになるのは、きらびやかな人より、忍耐強く黙々と行動する、どちらかと言えば地味な雰囲気の人ということになります。
見ている人はしっかり見てくれています。
人の目は気にせずに、自分のやるべきことを継続的に行っていきましょう。