仕事の疑問点を躊躇せず人に聞ける、達人の裏技

毎日の仕事の中で、わからないことが無限に出てきます。

システムの操作方法、書類作成のルール、新しく引き継いだ仕事の、これまでの進捗状況・・・・。

仕事とは、疑問点を明確にすることと言っても過言ではないでしょう。

わからないことは、自分で調べるべきなのでしょうか?それとも、人に聞いたほうがいいのでしょうか?

その解答は、佐藤昌弘著「会社を成長させるために絶対に必要なこと」に、明確に示されています。

分からないことは、自分で考えず、人に聞きまくる。素直な心ですべての人々に教えを請う。知りたいことを具体的に質問するスキルこそ大切である。

疑問点をすべて自分で解決しようとすると、時間を消費してしまい、パフォーマンスがガタ落ちしてしまいます。

「あーっ、今日1日でやった仕事といえば、システムの操作方法を1つ分かっただけだったな・・・」

ということになりかねません。

だから、分からないことがあれば、その内容に一番精通している人に聞きましょう。

「そうはいっても、相手の仕事の邪魔をしたら悪いし、特に○○さんは、『話しかけるな』オーラを出しているから、聞きづらよ」

とおっしゃるあなた。

相手に抵抗感なく教えてもらえる質問法を紹介します。

「○○について、ここまで調べたのですが、○○の点がどうしても分かりません。教えてもらえませんか?」

と、ある程度自力で解決しようとしたことを伝えましょう。こうすれば、相手への「丸投げ感」が薄まります。しかし、調べるのは10分くらいで切り上げましょう。

また、相手に気持ちよく教えてもらうために、次の点にも留意しておきましょう。

・相手が忙しそうにしている時は質問を控える

・第一声は「今、お時間大丈夫ですか?」と相手の都合を確認する

・普段から周りに目を配り、困っていそうな人がいたらサポートしてする(信用残高を積んでおく)

なお、「そんなことも知らないのか!」とマウントをとってきたり、「自分で調べろ」などと、突き放す人がいます。

こういう人は、自分が何も知らなかった頃の気持ちを相手に感じ取る共感力が欠けています。さらに自分が過去に困った時に、人に助けてもらったはずですが、その時の感謝の気持ちを忘れてしまっています。

そういう人には質問するのは避けて(かかわりすら持たないほうがいいでしょう)他の人にあたってみましょう。

分からないことがあれば人に聞くことで、仕事のパフォーマンスが上がります。

一方で気持ちよく答えてもらうために、日ごろから信用残高を積んでおくことを心掛けましょう。

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