「成長したくて、自己啓発系の本を読んでいる。でも、次から次へと発行されるので目移りしてしまい、結局読んで満足するだけだ」
と、自己啓発本の渦に巻き込まれてしまっているあなた。読書をしているだけでも目標達成力は上位10%に入っていると思われますが、さらに次のステージに進みましょう。
中島孝志著「インテリジェンス読書術」から、さらなる前進のために、背中を押してくれる言葉を紹介します。
自己啓発系の本には、願望達成への様々な方法が書かれているが、古今東西、こうした系統に属するすべての本をまとめてしまえば、書いてある要点は次の2つだけである。
1.目標を設定する
2.それに向かってベストを尽くす
目標を設定したら、自己啓発本を横に置いて、行動するのみなのです。
「でも、やみくもに行動するだけでは不安。心の拠り所になる考え方や情報も集めたいよ」
というあなた。中島さんはこうもアドバイスしています。
自己啓発書のキモが分かったら、一見遠回りに見えても、自己啓発系、自己実現系の本から離れて、自伝や小説、ドキュメンタリー、タレント本のような本を手に取ってみる。
そうすると、夢を実現するためのセレンディピティが得られるようになる。
セレンディピティとは、「思いもよらなかった偶然がもたらす幸運」を意味する言葉です。 さらには、「幸運な偶然を引き寄せる能力」 です。
いったん人生の目標が決まったら、様々な生い立ち、職業、実績を持つ人の人生経験が詰まっている、小説やノンフィクションなどのジャンルに目を向けるべきなのです。
そうすると、目標の実現に有効な情報やひらめきがたくさん得られるというわけです。
「実行」と、「人生経験が詰まった本」。この2つが、目標実現に向かう車の両輪になるのです。