重要な報告書の締切日が、気がついたら明日だったとか、自分の力量では達成不可能と思われるような仕事を無茶振りされたりなど、サラリーマン人生では、ピンチに陥る状況を何度か経験します。
こんな時、「どうしてこんなことになったんだ」とか、「なぜ私だけがこんな目に遭うのだろう?」とか、「あの時こうすべきだったんだ」など、考えても仕方がない雑念や自問が浮かびがちです。
これではストレスがたまる一方だし、事態は好転しません。
そんなネガティブな反応には、今日でおさらばしましょう。
大橋禅太郎、倉園佳三著「すごいやり方」に、アクシデントに冷静に対応できるテクニックが紹介されています。
難しい問題に出くわしたら、まず「どうしたら○○できるだろう」の形にして立ち向かうクセをつける。
この形のクイズにすると、不思議なことに人は答えを見つけてしまうようにできている。
このクイズを5秒で答えてみる。5秒で答えることで、自分の直感から答えを引き出せる。ほとんどの場合、本当の答えはそこにある。
脳には質問をすると、今の状況や過去の記憶すべてから答えを探そうとする、優れた情報処理能力があります。
この脳の機能を最大限に発揮して問題に対処するのです。
この方法を効果的にするには、元マッキンゼー社員の赤羽雄二さんが提唱している「ゼロ秒思考」を活用できます。
方法は次の通りです。
1.A4用紙1枚を横置きにする
2.左上に「どうしたら〇〇できるだろう」と書き、5秒で頭に浮かんだ考えや案を4~6個書き、1分以内に仕上げる
これだけです。問題解決の他にも、プレゼンの内容、上司への説明案件、今日のスケジュール作成、あなたの将来設計など、思考が必要なすべての事柄に適用できる、万能の武器となります。
是非あなたのアイテムに加えて下さい。