職場で「仕事ができる」という定評のある人と、そうでない人の違いは何でしょうか?
ヨーナス・リッデルストラレ著「成功ルールが変わる」には、
成功する見込みのある唯一の戦略は、「希少な資源」になることだ
と述べられています。
「希少な資源」になる条件の一つとして、得意分野を持っていることが挙げられます。
「経理のことならあいつに聞けばいい」、「この英語の書類の読解はあいつにまかせればいい」、「パソコンのシステム設定のことはあいつに教えてもらえばいい」など、職場で一目置かれている人は、自分の得意分野で組織に貢献しています。
よって、得意分野を明確にし、磨きをかけ続けることが、「希少な資源」になる近道となります。
「でも、自分の得意分野ってよくわからないよ」
というあなたに、得意分野を見つける方法を紹介します。
過去を振り返り、今の仕事に関係する内容で、次のいずれかの条件に当てはまることを探しましょう。
・今までにたくさんの時間とお金を費やしてきたこと
・人によく質問されたり、頼まれたりすること
・時間が経つのを忘れるくらい没頭してしまうこと
・自分では努力をせずにできることだが、人から「すごい」とほめられること
思い当たるものが見つかったら、次にその能力を伸ばし続けるための行動を、1日単位まで落とし込み、毎日のルーティンとして実践し続けましょう。
毎日続けることで、あなたの能力に磨きがかかり、あなたの職場での重要度が増すでしょう。
そうなると、あなたは自尊心や貢献感を持ちながら、生き生きと毎日の仕事に励むことができるでしょう。