嫌がらせをしてくる人を味方にする、意外な方法

「君が作った資料、レイアウトがなっていない」

「君の電話の応対は、相手に不快感を与えてしまう」

「君の営業成績は平均より悪い。若いやつに示しがつかないぞ」

と、ことあるごとにいちゃもんをつけてくる人はいませんか？

腹が煮えくり返る気持ちは分かりますが、言い返すと相手の気持ちを逆なでするので、得策ではありません。

これを逆手にとって、相手をあなたの応援者になるように誘導しましょう。

「そんな魔法のようなことができるの？」

と、不信感１００％になる気持ちは分かりますが、できる方法があるのです。

中野信子著「世界の頭のいい人がやっていることを１冊にまとめてみた」に、その方法が紹介されています。

その方法とは、

嫌がらせをしてくる相手には、その人にその嫌がらせの内容についてのアドバイスを求めてみるのです。

「アドバイスをする」というのは、相手があなたに「投資する」ということと同じ意味になります。

投資をするとき、人間は、報酬を期待します。つまり、「アドバイスが役に立つ」ということを期待するのです。

だから、嫌がらせや攻撃を続けていると、アドバイスが役に立たなくなるという、矛盾が生じます。

また人間は、常に自分が正しい立場でいたいという欲求を持っています。

あなたに対して一度アドバイスをしてしまうと、「自分が授けた知恵を正解にしたい」という心理が働くので、自然と嫌がらせをするモチベーションが下がっていくのです。

相手が嫌いで、ややもすれば殴りたい気持ちがあるかもしれませんが、その気持ちをグッと抑えて、アドバイスを求めてみましょう。

嫌がらせが止まるばかりか、あなたの味方になってくれて、仕事がはかどり、気持ちよく仕事ができる環境になるでしょう。