あなたは、他人から自分のことをどう言われているか気にしたり、他人の評価に振り回されたりするあまり、気疲れしていないでしょうか?
例えば、あなたが新しいプロジェクトですばらしい成果を上げたとしても、その成果が他人にどれだけ認められるかが気になり、周囲の反応が薄ければ、素直に喜べないということはないでしょうか?
このような心情は、自己肯定感の低下や、自分自身を見失う結果につながりかねません。
そんなあなたに、岸見一郎・古賀史健著「嫌われる勇気」に記されている言葉を紹介します。
他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的にはほんとうの自分を捨てて、他者の人生を生きることになる
もう一つ、イギリスの作家サマセット・モームの言葉を紹介します。
褒められたときも、貶(けな)されたときも、あまり影響を受けぬように自分を鍛えておくのは役に立つ
「でも、 同調圧力の強い日本では、他人から良い評価をもらうことは、人間関係の構築や社内での昇進に不可欠ではないの?」
とおっしゃるあなた。
確かにそのような面もあるでしょう。しかし、他人の評価は自分でコントロールができないもの。そのようなものを自分の存在意義の尺度として、完全に依存することは、ストレスの原因になります。
また、どのように行動しても、一定の割合で批判されます。100%の賞讃というものは、この世には存在しないと思ったほうが良いでしょう。
どうせ批判を受けるのなら、あなた自身の価値観に沿って行動できているか、結果を出せているかを大切にしましょう。
自分の価値観が分からないというあなたは、八木仁平著「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」を購入して、この本に書かれているエクササイズを実行して、あなたの価値観を明確にして下さい。
この本は、私がこれまで読んだ本の中で、最も自分の価値観が明確にできる本でした。加えて、自分の価値観に沿った生き方をするために、どう行動すればいいのかまで落とし込む手助けをしてくれます。
是非ご一読下さい。
他人の価値観より、自分の価値観を大切にすることが、幸福な人生につながるのです。