読書は莫大な資産になる

平成30年度版の文化庁の「国語に関する世論調査」の中で、16歳以上の男女3590人を対象に調査した「1か月に何冊本を読むか」の質問に対する回答結果は、以下のようになっています。

読まない:47.3%

1-2冊: 37.6%

3-4冊:  8.6%

5-6冊:  3.2%

7冊以上: 3.2%

読まない人が半数近くという状況で、「日本人は本をあまり読まない」という定説を証明している結果となっています。

私は19歳の頃から30年以上読書を続けてきた感想は、「読書は莫大な資産になる」ということです。

本には「良好な人間関係の築き方」「問題解決の方法」「落ち込んだ気持ちのリカバリー法」「お金の増やし方」「異性に好かれる方法」など、普通の人なら喉からでるほど欲しい知識がすべて書かれています。また読書を続けることで語彙が増え、文章力も上がります。

こんな宝のようなアイテムを活用しない点はありません。

私は不器用で、何をするにも人の2倍は努力を必要とする性質です。しかし本から得た知識のおかげで、周りの人が偉く見えて仕方がない状況でもへこたれずに今日まで生きてこられたと自負しています。

本の知識を活用することで、本職の研究で周りの研究員と比べてコンスタントに論文を発表し、たまに落ち込んだ時でも気持ちのリカバリーが比較的早く、比較的の良好な人間関係を築けています。また投資本の知識を用いて、これまで購入した本代以上のリターンを得ています。

多くの知識人や企業人が、人間形成や、仕事の成功に読書が有効であることを述べています。

私個人の見解より、彼らの言葉のほうが説得力があるので、以下に紹介します。

読書は能力の源になるから、財産と考える。

ティム・サンダース「デキる人の法則」

月に20冊のペースで読んでいます。これが本質的に自信につながっているんです。

職歴でもなく、学歴でもなく、読書量です。

成毛眞(元マイクロソフト日本法人代表取締役社長)

読書はこの世のありとあらゆる苦悩からの避難所を作っている。

サマセット・モーム

(イギリスの小説家。人生への観察眼が鋭く、人間にとって実際のところ何が大切かを示唆する物語を多く遺しています)

読書というのは食事と似ています。何を食べたかは忘れてしまっても、栄養分は確実に身体に吸収されてその人の骨や筋肉やエネルギー源になっている。これと同じように、読書で得たインプットはたとえその詳細を覚えていなかろうが、確実に脳に蓄積されており、その人が思考する際に使う軸の基礎を形づくるのです。

出口治明「思考軸をつくれ」

ビジネス書を読んでいる人は労働人口の0.46%に過ぎない。これは、ビジネスパーソンの学習量の少なさを端的に表している。逆に言えば、知識に投資をすることで、頭一つ抜け出すのは簡単なことである。

本田直之「レバレッジ・シンキング」

世の中には目新しいことはそれほど多くない。事業経営に関する意思決定のほとんどは何度か繰り返されてきたもので、たいていはいずれかの書物に書き記されている。時間と忍耐力を読書にそそぐならば、読書をしない同輩に比べて、かなり有利な出発点に立てることだろう。

他人の業績、問題解決のための頭の使い方を思い浮かべてみるほど、実際の経験に近いものはない。本はそれを可能にする。

キングスレイ・ウォード「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」

いかがですか?一冊当たり高くても2000円程度のわずかな金額と、読むための数時間の投資で、上記のような効用があるのです。

日ごろほとんど本を読まないというあなた、騙されたと思って本を手に取ってみて下さい。自分の可能性が広がる感覚を味わうことができます。本の選び方は、実際に書店に足を運んで、「面白そう」と直感したタイトルを選べば良いでしょう。ツボにはまれば、関連書を求めたくなり、読書ループに入ることができます。

そうなれば、あなたも成功者に一歩近づいたことになるでしょう。

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